【中国の三大珍味】中華を彩る真の高級食材のご紹介

中国には、美容と健康にもってこいの天然食材が多く存在します。その食材は、希少性が非常に高く入手が困難な上に、多くのセレブが買い求めるために、高級珍味として君臨しているのです。今回は、中華料理を代表する3つの高級珍味をご紹介します。

まず、そもそも「中国の三大珍味」といった際に注意しなければいけないのは、「中国で生産されている食材ではない」ということです。あくまで、「中華料理として重宝されている食材」なので、中国以外の国で生産されている高級食材が君臨することもあります。

また、三大珍味として3つに絞り込んだのは誰なのか?という疑問を抱かれるかもしれませんが、公式的に認められているものはなく諸説ある中から選ばれたものです。諸説の中では、次の「フカヒレ・アワビ・ツバメの巣・山伏茸・ナマコ」が最も有名ですが、こちらの記事では、中華料理で高級3大珍味といわれる「フカヒレ・アワビ・ツバメの巣」を中心にご紹介します。

フカヒレ(鱶鰭)

フカヒレ

フカヒレは、サメの背びれや尾びれを用いた栄養価の高い食材であり、高級の中華料理に欠かすことのできない圧倒的な存在感があります。フカヒレそのものを乾燥させて栄養を凝縮した後に調理をし、姿煮・スープや小籠包に入れて提供されます。

そんなフカヒレを口に運ぶと、やわらかい食感とともに中華風味が際立ち、噛むことで少しこりっとしたような独特な歯ざわりを楽しむことができます。

ただ美味しいだけではないのがポイントです。ご存知の方も多いかもしれませんが、天然食材の中でも珍しいほどにコラーゲンがたっぷりなのです。フカヒレのおよそ8割はタンパク質であり、そのうちのほとんどがコラーゲン(コラーゲンもタンパク質の一種です)なので、一度食べるだけでコラーゲンをしっかりと摂取することができます。コラーゲンは、皮膚を中心に骨や血管などの体内に広く分布して、艶やかな肌を保つためには欠かすことができません

そんなコラーゲンは、年齢とともに体内の生産能力が落ちてしまい、肌の老化の一因となってしまうという事実もあります。しっかりと身体にコラーゲンを行き渡らせるためには、コラーゲンをたっぷり含む食材を摂取して、身体の中からケアをしていくことで老化予防をすることが可能といわれています。

また、フカヒレには、ミネラル類としては、カルシウム、マグネシウム、亜鉛が豊富に含まれており、美容以外にも関節の痛み緩和や骨粗しょう症予防や疲労回復にも効果的といわれています。

効果効能
美肌効果、関節の痛みの緩和、骨粗しょう症の予防、疲労回復、体力向上

アワビ(鮑)

アワビ

アワビは、日本でも馴染み深い食材ではありますが、中華料理では干しアワビから調理をして、干しアワビの煮込みとして提供されることが多いです。干しアワビは、水分を蒸発させるために、サイズの大きいものを利用する必要があり、成長に長い年月がかかるアワビは非常に高価なものとなります。

干しアワビの煮込みは、口に運ぶと磯と乾物独特の香りを感じ、弾力がありつつももっちりした舌触りなめらかな直感があり、深い旨みと味わいを届けてくれます。

栄養素としては、良質な高タンパク質、ビタミンB、各種ミネラルをバランスよく含んでおり、疲労回復や滋養強壮効果が見込めます。また、アワビに豊富に含まれているアミノ酸の一種であるタウリンには、肝機能を改善する効果があり、コレステロール値の改善や脂肪肝への効果など肝臓を元気にしてくれる働きがあります。

効果効能
疲労回復、滋養強壮、肝機能の改善、高血圧の予防、動脈硬化の予防

ツバメの巣(燕の巣)

燕の巣

ツバメの巣は、日本人には馴染みが薄いですが、中国やアジア圏では高級食材の中心的な役割を果たしています。夏になると訪れるツバメとは種類が全く異なり、アナツバメと呼ばれるマレーシア、インドネシア、タイなどに生息するツバメの一種です。そんなツバメの巣は、何でできているかというと「ツバメの唾液」によってつくられているのです。

そんなツバメの巣は、スープやデザートに添えられることが多く高級な中華料理のメニューには必ずといってよいほど載っております。気になる味ですが、ツバメの巣をそのまま単体で食べると全くの無味無臭です。食感も水に戻すとゼリー状になるため、特別な歯ごたえはなく滑らかな口触りですっと消えてきます。そんな食材がなぜ、高級品として重宝されているのでしょうか?それは、ツバメの巣には他に類を見ないほどの特別な成分と美容効果があるためです。気になるツバメの巣の美容効果は、次のページでご案内しています。

 

※注意事項※ 根拠のない口コミ評判サイトが多く存在しています。当記事では、一部PRを含みますが実際の体験談に基づく信頼性の高い情報をお伝えします。

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ABOUTこの記事をかいた人

薬科大学を2008年に卒業し、薬剤師として化学メーカーで中年女性向けの化粧品開発に携わっておりました。出産を機に退職し、現在は「美魔女の珍味」の監修をおこなっております。正確な情報発信に努めておりますが、当記事の内容は健康等の責任は負えません。病気や薬、健康食品に関しては個人により対応が異なるため最寄りの医師・薬局に相談をお願いします。