エクオールが必要なのは閉経前もしくは閉経後?月経が不安定な更年期の乗り越え方

エクオールは、大豆イソフラボンを摂取してつくられる女性ホルモンと似た働きをするものです。そんなエクオールはたったの2人に1人しか生成することができません。ホルモンバランスが大きく乱れる閉経前後に特に必要とされるエクオールですが、閉経前後の症状エクオールがもたらす効果についてご紹介します。

閉経とは

閉経とは、月経が永久的に停止することを意味します。

具体的には、女性のからだが性成熟期のおわりに達し、卵巣の活動性が次第に消失し、月経が永久に停止した状態です。
月経が停止した時点では、閉経を診断することは難しいため、1年間(12ヵ月間)以上の無月経を確認することにより閉経が判定されます。

日本の女性は、50歳前後に閉経を迎える人がほとんどであることがわかります。

年齢 人数 割合(%)
35-39 1人 0.83%
40-44 3人 2.48%
45-49 22人 18.18%
50-54 85人 70.25%
55-60 10人 8.26%

(2007年 神戸大学調べ)

エクオールを摂取すべき年齢 >>

閉経前後のホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンの推移

女性には、閉経前5年と閉経後5年の約10年間の間、更年期と呼ばれる時期があります。

この時期に、女性ホルモンは大きく低下してホルモンバランスの乱れが起き更年期障害を引き起こしてしまいます。

  • 顔が突然ほてることがある
  • 暑くないのに汗がでる
  • 寝つきが悪い、または眠りが浅い
  • 肩こりや腰痛、手足の痛みを感じる
  • 疲れやすさや、体の重だるさを感じる
  • 生理の周期が不規則になることがある
  • 頭痛を感じたり、めまいや耳鳴りがある
  • 理由がないのに、動悸や息切れを感じやすい
  • すぐイライラしたり、怒りやすくなることがある
  • 手足が冷えやすい、または腰から下が冷えやすい
  • 気分が落ち込んだり、不安になったりすることがある

次に、閉経前後の特有の症状をご紹介します。

閉経前の症状

更年期に入ると卵巣機能が低下して閉経前の症状があり、その症状として最も重たいのが生理不順です。

具体的には、生理の周期が短くなったり、長くなったり、生理周期が短くなったり長くなったりします。人によっては、不正出血で過多月経や黒色のレバー上の血やひどい生理痛があります。

閉経を迎えるのにあたって体調不良は、頭痛、冷え性、尿漏れ、肌のくすみ、のぼせ、動悸や息切れ、鬱等の更年期障害が見られます。

閉経後の症状

卵巣から分泌されていた女性ホルモンがほとんど分泌されなくなるため、おりものの量がぐっと減ります。

腟のうるおいも少なくなるため、性行為のときに痛みを感じることもあるでしょう。また、女性ホルモン(エストロゲン)は、骨や血管の健康を維持する役割を担っているため、閉経してエストロゲンの分泌が低下すると、骨粗しょう症や動脈硬化などの病気にかかるリスクも高まります。

エクオールの効果

エクオールとは、女性ホルモンと似た働きをする物質であり、更年期(40~50代)に急激に乱れるホルモンバランスを和らげて病気のリスク体調不良をといった更年期障害を改善する効果があります。

NHK特番や「たけしの家庭の医学」などのテレビ番組や雑誌でも特集を組まれるなど、更年期の女性の間で話題の成分です。

更年期といわれる40歳半ばから50歳半ばまでの間に女性ホルモンは大きく低下してホルモンバランスが崩れます。この女性ホルモンの急降下を補ってカバーしてくれるのがエクオールで、主に以下のような症状によく効くといわれています。

エクオールの効果

  • 更年期症の緩和
  • 骨粗鬆症の予防と改善
  • 肌のシワを減らす美肌効果
  • 痩せる・ダイエット効果
  • 髪にハリ・コシを与える効果

エクオールの効果効能 >>

つまり、エクオールは加齢に伴う女性の身体の乱れを改善して、健康で女性らしい身体づくりをサポートしてくれるのです。加齢に逆らうような美容・健康効果を与えてくれるため、エクオールは美魔女菌とも呼ばれています。

閉経前への効果

閉経前の5年から、急激に女性ホルモンが低下して、生理不順や頭痛、冷え性、動悸や息切れなどの体調不良を招いてしまいます。

そこで、女性ホルモンに似た働きをもつエクオールを摂取してあげることで、閉経前の女性ホルモンの急激な低下を和らげて、生理不順や体調不良といった症状を緩和してくれます。

閉経後への効果

閉経後は、慢性的に女性ホルモンが低い状態が維持されるため、骨粗しょう症や動脈硬化などの病気にかかるリスクが高まります。

エクオールには、骨粗しょう症や動脈硬化などの更年期特有の疾病を予防する役割があるため、閉経後もエクオールは摂取し続けるべきといえます。

閉経前後に摂取すべきエクオール >>

エクオールは、女性の2人に1人しか作ることができません。エクオールが作れる人でも、正しい食事を摂らないとエクオールが作れないこともあるので、エクオールサプリで補ってあげる必要があります。

まとめ

女性の誰もが迎える「閉経」という節目は、女性ホルモンが急激に低下する更年期と呼ばれる「女性にとって体調不良や病気のリスクを高めるつらい時期」です。

そんなつらい時期に、女性ホルモンに似た働きをもつエクオールを意識的に摂取することで、女性の更年期を穏やかに過ごすことができます。

エクオールは、大豆イソフラボンから生成されますが、誰もが作れるわけではないので、エクオールを作れる人も、作れない人もエクオールサプリで摂取するようにしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

薬科大学を2008年に卒業し、薬剤師として化学メーカーで中年女性向けの化粧品開発に携わっておりました。出産を機に退職し、現在は「美魔女の珍味」の監修をおこなっております。正確な情報発信に努めておりますが、当記事の内容は健康等の責任は負えません。病気や薬、健康食品に関しては個人により対応が異なるため最寄りの医師・薬局に相談をお願いします。