エクオールは女性ホルモンのバランスを正常化させて、更年期症などに効果的ときいたことがある方は多くいらっしゃると思います。そんなエクオールは、大豆イソフラボンを含む食べ物から体内で生成されるのですが、大豆イソフラボンを食べてもエクオールが「作れる人」と「作れない人」がいらっしゃるをご存知でしょうか?それぞれの違いと実施すべき対策についてご紹介いたします。
エクオールとは
NHK特番や「たけしの家庭の医学」などのテレビ番組や雑誌でも特集を組まれるなど、更年期の女性の間で話題の成分です。
図のように、更年期といわれる40歳半ばから50歳半ばまでの間に女性ホルモンは大きく低下してホルモンバランスが崩れます。この女性ホルモンの急降下を補ってカバーしてくれるのがエクオールで、主に以下のような症状によく効くといわれています。
- 更年期症の緩和
- 骨粗鬆症の予防と改善
- 肌のシワを減らす美肌効果
- 痩せる・ダイエット効果
- 髪にハリ・コシを与える効果
つまり、エクオールは加齢に伴う女性の身体の乱れを改善して、健康で女性らしい身体づくりをサポートしてくれるのです。加齢に逆らうような美容・健康効果を与えてくれるため、エクオールは美魔女菌とも呼ばれています。
エクオールが作れる人は2人に1人
大豆イソフラボンを食べることで体内でエクオールが生成されるのですが、体内でエクオールに変換できない方が、56%もいらっしゃるのです。つまり、2人に1人はエクオールを体内で作れません。
食事から摂った大豆イソフラボンは腸から吸収されますが、そのときに、「腸内細菌によってエクオールという成分として吸収される人」と「大豆イソフラボンのまま吸収される人」がいます。
この違いによってイソフラボンの健康効果に差がうまれるといわれております。エクオールを作れる方の方が、女性ホルモンに近い効果を体内で生み出して、美容と健康効果を与えてくれるのです。
- エクオールを作れる人
大豆イソフラボンを食べる→腸で吸収→エクオールに変換して吸収 - エクオールを作れない人
大豆イソフラボンを食べる→腸で吸収→エクオールに変換できない
エクオールを作れる人の特徴
エクオールが作れる人は見た目ではわかりません。お年をとっても心身ともに健康でいられる方は、エクオールを作れる身体であり、しっかりと大豆イソフラボンを摂取できていると考えられます。あくまでも傾向のお話ですが、エクオールをつくれている人には、規則正しい生活習慣を送られている方が多いといわれています。
- 豆腐や豆乳など、大豆食品をよく食べる
- 睡眠時間を8時間以上とっている
- 食物繊維を積極的に摂っている
- ほぼ毎日運動している
- タバコは吸わない
エクオールを作れる方の特徴は、正しい生活習慣を取り入れていらっしゃる方に多い傾向があります。しかしながら、どれだけ規則正しい生活を送っていてもエクオールが作れない方がいらっしゃるのも事実です。
エクオールを作れない人の特徴
エクオールを作れない方も見た目では、判断することができません。エクオールを作ることができない方の特徴として、主に規則正しくない生活習慣などが挙げられます。エクオールを作れない方のアンケートにもとづいて統計的に導き出された傾向として、以下のものがあります。
- 子供の頃から大豆食品をあまり食べてない
- 便秘気味である
- 腸内環境が悪化している
- 野菜の摂取量が少ない
- 魚嫌い、肉好き
- たばこをよく吸う
- アトピーなどのアレルギーがある
さらに、「20代の方は2割しかエクオールが作れない」「地域別にみると関西の方はエクオールを作れる割合が低い」などの統計情報もあります。食生活や生活習慣の違いがあることが考えられますが、これらの特徴のみで、ご自身がエクオールが作れないと判断することはできません。
そのため、自分がエクオールを作れる身体なのか否かをハッキリとさせたい場合は、簡単な検査によって調べることができます。
エクオールが作れる作れないに関わらず、エクオールは定期的にサプリメントで摂取することが推奨されています。バランスよく十分な量のエクオールを摂取して、更年期障害やホルモンバランス悪化の改善に努めましょう。
エクオールの検査方法
症状から自分で診断する
エクオールを作れない方は見た目では、判断することができません。そのため、まずはエクオールが作れないことで起こり得る身体の症状をご覧いただき、自分にあてはまる点があるかどうかを一度ご確認ください。しっかりと大豆イソフラボンを食べているのに、更年期症のどれか該当するものがある場合は、エクオールが体内で作れない可能性があります。
- 顔が突然ほてることがある
- 暑くないのに汗がでる
- 寝つきが悪い、または眠りが浅い
- 肩こりや腰痛、手足の痛みを感じる
- 疲れやすさや、体の重だるさを感じる
- 生理の周期が不規則になることがある
- 頭痛を感じたり、めまいや耳鳴りがある
- 理由がないのに、動悸や息切れを感じやすい
- すぐイライラしたり、怒りやすくなることがある
- 手足が冷えやすい、または腰から下が冷えやすい
- 気分が落ち込んだり、不安になったりすることがある
上記の更年期障害(症状)に加えて、骨密度低下による骨折や骨粗鬆症、悪玉コレステロール増、動脈硬化(脳梗塞・心筋梗塞・血栓症)なども重度な症状として起こりえます。
こちらは、あくまでも感覚的な自己診断であるため、ご自身がエクオールを作れる身体か否かをハッキリさせたい方は、医師か検査キットで診断されることをおすすめいたします。
お医者さんで診断する
尿による検査と問診を受けることができます。エクオール検査のみであれば、お値段にして5,000円前後で10分程度で終了するクリニックがほとんどです。お医者さん(クリニック)で受診することの良い点としては、更年期症などの相談や診断まで行ってもらえることです。エクオール検査の結果に応じて、どのような対策をとっていくと健康でいられるのかをアドバイスもらえます。お近くの婦人科で検査できるか確認してみましょう。
検査キットのソイチェックで自分で調べる
『ソイチェック』というエクオールの検査キットで、同封されている容器に尿を採って返送するだけで、判定を郵送で教えてくれます。体内でつくれるエクオールの生産性をレベルで判定してくれるので非常に分かりやすいです。全国平均の中で自分のエクオール値がどのくらいの位置なのかを知ることもできます。
尿をお送りしてから、ネットでは約1週間、郵送では約2週間で結果を受け取ることができます。
- レベル4
しっかりとエクオールを作れる理想の状態 - レベル3
エクオール作れる!食生活、生活習慣の改善でより菌を元気にできる可能性あり - レベル2と1
今のところ体内でエクオールをつくれていない、エクオールの産生菌がいないか、活動していない状態
レベル1や2を判定された方は、「エクオールが作れない方の対策」にジャンプしましょう。
実際に、ソイチェック検査がめんどくさいという方は、サプリを飲むことで簡単にエクオールを吸収することができます。
エクオールの作り方
エクオールを自分で作れる人
エクオールを自分で作れる人は、大豆イソフラボンを含む食品を食べることによって、体内でエクオールがつくられます。それでは、エクオールが作れる方はどれくらいの量の大豆イソフラボンを食べる必要があるのでしょうか?効果を感じられるだけのエクオールを生成するためには、1日に大豆イソフラボンの量を50mg(大豆として50g)摂取すると良いといわれています。
- 納豆1パック強:50mg
- 豆腐(木綿・1/4丁):19mg
- いり豆(10個):14mg
- 煮豆(小皿1杯):14mg
- 枝豆(小皿1杯):3mg
- 豆乳(コップ1杯):35mg
- ゆば(小皿1杯):29mg
なお、エクオールを作れる身体であっても、腸内環境が変化するとつくれなくなってしまう場合もあるので油断は大敵です。エクオールを作れなくならないように、生活習慣を整えておきましょう。
エクオールを自分で作れない人
エクオールを作れない人は、いくら大豆由来の食べ物を食べてもエクオールがつくられません。そのため、エクオールが作れる身体づくりを心がけながら、サプリメントでエクオールを摂取することをおすすめします。
エクオールが作れる身体づくりをする
エクオールを作れない人でも、生活習慣の改善でつくれるようになる場合もあるといわれています。具体的には、以下のような点に意識すると良いです。
- 豆腐や豆乳など、大豆食品をよく食べる
- 睡眠時間を8時間以上とる
- 食物繊維を積極的に摂る
- ほぼ毎日運動する
- タバコは吸わない
サプリメントでエクオールを摂取する
どれだけ生活習慣を整えても、いつエクオールが作れるようになるかは分からず、どれだけ頑張っても作れないこともあります。そのため、エクオールを作れない方や、作れるかもしれないけど万全の健康生活を送りたい方は、エクオールサプリを飲むことで心配は払拭されます。サプリメントによる摂取が、もっとも簡単かつ確実にエクオールを摂取できる方法です。
エクオールを作れる方でも、毎日のように大豆イソフラボンの食品を食べるのが難しかったり、体調や腸内環境によっては作れなったりすることもあるので、サプリで定期的にエクオールを摂取することがおすすめです。
専門医推奨のエクオールサプリ
女性の誰もが迎える更年期(40〜50後半)。女性ホルモンが急激に低下するため、慢性的な体調不良や病気のリスクを高める辛い時期です。このホルモンバランスの乱れを和らげるために、エクオールの量と質を兼ね備えた信頼できるサプリメントを選ぶ必要があります。
弊メディアがランキングから厳選したエクオールサプリは、東京ミッドタウンクリニックを運営するアドバンスド・メディカル・ケアが開発した婦人科学会の専門医監修の「AMCエクオール+ラクトビオン酸」です。
このサプリは、推奨量が1日3粒で朝・昼・夜の食後に分けて効果的に飲むことができ、一日に必要なエクオール量10mgを摂取できます。さらに、エクオールの吸収力を高める「ラクトビオン酸」という成分が含まれているため、エクオールを最大限に吸収できます。
そんなAMCエクオール+ラクトビオン酸は、公式サイトからだと初回限定10%で、1本1か月分 5,832円(1日あたり約173円)でお得に購入できます。
エクオールのサプリを飲もう!と思った方には、しっかりとエクオールの成分が豊富にあって吸収力の高い信頼できるサプリメントをお試しいただきたいと思います。そのため、数多くのエクオールサプリから厳選したエクオールサプリのランキングをご紹介いたします。